ダークヒーローのこと!
はろ~♪
メ ア リ や で
さてさて!
今回はメアリのことではなく、とあるダークヒーローについて紹介するよ!
流星のごとく、彼が現れたのは、さかのぼること2か月前…(近い)
メアリは、日課であるエリートダンジョンのクエ消化を行っていました。
(せっかくなら、少しでもレッドスターストーンを手に入れたいなぁ)
そう思って、お散歩気分でダンジョンの奥にまで足を延ばしたのです…それが、恐怖の始まりとも知らずに…。
そこで待っていたのは…。そう。
botだったのです。
ほぼ同じ装備、同じダークエルフの20人ほどが固まって、津波のようにモンスターを狩っている…。
それはまさしく、作業。
モンスターになすすべはなく、ただその波に呑まれ、消えてゆく。
メアリよりもはるかにレベルの低い集団でしたが、その人間味の無いbot集団に、とてつもない不気味さ、恐怖を感じたのです。
慌てて引き返し、アジトでさっきの光景に恐怖していたメアリでしたが、
その時、闇の仮面が目を覚ましたのです。
突如、ワールドチャットに響き渡る朗々とした声。
「ふはは!我が名はカルステッド!bot業者が嫌いな子だ!!!ふはは!」
メアリは顔をあげ、その声に聴き入るのです。
「ゲームは金を稼ぐものではなく!金をかけるもの!貴様らの存在が罪なのだよ!」
語るのは、まだレベル60のスペルハウラー。その名を
カルステッド
まだ、レベルは低い。
botはレベル45前後でしたが、20人以上いるのです。
紫ネームになった瞬間に返り討ちにあってしまうでしょう。
しかし…。
「ふはは!一人落としたぞぉ!ふははは!」
「ふはは!ペナがついて殺せないではないかぁ!ふははは!」
「ふはは!何度負けようと、我は不滅ぅ!ふはははは!」
たった一人、ワールドチャットで実況をするカルステッド。
その声にどこか楽しさをにじませて。
メアリの心から、恐怖は取り払われたのです。
その後、有志の手を借りながら、bot狩りを終えたカルステッドは、あの笑い声あげながら、去ってゆきました…。
その後も、定期的に現れてはbotを狩る、赤い名前を抱く、その姿はまさにダークヒーロー。
そして、ついに先日。
カルステッドがカオティック1万を超え、同時に運営からのbot業者対策がなされました。
彼は、勝ったのです。
しかし、botは未だフィールドで少しずつ狩場荒らしを行っているようです…。
ダークヒーローの役目が終わるその時は、まだ遠い。
頑張れカルステッド!応援してるぞ!ふははー!
な、なんのことかな?
それではまたに~♪
メ ア リ や で
ふははー!